三文会の皆さん、次回は、「みんくるカフェ」という医療者と市民の交流会を運営する孫さんによる発表になります。
とかく距離が遠くなってしまうという医者と患者、そんな点に課題意識を持たれて、始めた取り組みのようです。 今では、孫さんに刺激を受け、他の箇所でも同様の取り組みが広がってきていると聞きます。
そして、家庭医とはどんなものか、総合医をどのように育成したらいいのか、など孫さんの取り組みはどんどん広がっているようです。
普通の教育ではほとんど触れることのないけど将来必ずお世話になる「医療」について一緒に考えてみませんか?
お申込みはhttp://fromy.net/sanmon/ からお願いします。 (食事の用意の都合もありますので、参加表明お願いします、特に今回は参加人数が多めになりそうですので、早めにお願いします)
※三文会では発表者を募集中です。興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!
以下、孫さんの紹介文になります。
最近「◯◯カフェ」という対話活動を様々な形で聞くようになりました。
こうした”カフェ”型コミュニケーション活動は、90年代に英国と仏国で はじまった「哲学カフェ」や「サイエンスカフェ」 を源流としていると 言われますが、こうした試みが医療の分野にも応用されていることを御存知でしょうか?有名な例ではオランダ発の「アルツハイマー・カフェ」があります。
演者は2010年8月より、サードプレイスにおいて市民・ 患者と医療多職種が参加し健康や医療をめぐるテーマで対話を行う「みんくるカフェ」というヘルスコミュニケーション活動を始めました。
ここでは、単に専門家が非専門家へ教育するのではなく、健康増進・終末期ケア・介護など一義的解のないテーマについて、参加者が様々な視点を持ち寄り対話を行うことで、お互いのコンテクストを深く理解し、問題解決へ向けての前進がはかられます。
こうした活動は地域基盤型活動として行うことにより、地域住民のアウェアネスを高めたり、地域特有の健康問題を解決する新しい手法としての可能性も有していると考えられます。
今回、この”カフェ型”ヘルスコミュニケーションの特徴を「越境」「変容」といったキーワードで分析しつつ、この活動の特徴と学び、また今後の可能性などについて論じてみたいと思います。
【一分間スピーチのテーマ】 「あなたの周りの"医療"ってどんなものがありますか?」
【発表者】 孫大輔 Daisuke Son MD, PhD 医師(家庭医)、大学教員、研究者 東京大学大学院医学系研究科 医学教育国際研究センター 講師 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
※三文会では発表者を募集中です。
興味のある方はsanmon-