三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

6/4【門外漢のための「第三の新人」入門】

こんにちは!

三文会OGの浅野ゆきです。

突然ですが、 みなさんは「第三の新人」って知っていますか?

実はこの「第三の新人」という言葉、 人類学的なワードではなく、文学のワードなのです。

第三の新人とは、具体的には、 遠藤周作安岡章太郎吉行淳之介小島信夫庄野潤三、島尾敏夫 などの作家たちのことで、

【1953年から1955年頃にかけて文壇に登場した新人小説家】

を指します。

村上春樹が、『若い読者のための短編小説案内』という本の中で、

「僕は日本の作家はあまり好きではないが、唯一肌に合うのは第三の新人だ」

という趣旨のことを書いているので、 それで第三の新人を知ったという人も多いのではないでしょうか。

発表では、 ただ解説をし、口頭で魅力を述べるだけでなく、 せっかくなので、【実際に作家の文章に触れて、味わってもらう】 という形式にしてみようと思っています。

また、発表の最終的なゴールとして、 【門外漢の人にも本を買って読んでいたい!と思ってもらえること】としたいと思います。

「門外漢」と書きましたが、 文学通を自負される方から、日本文学なんてほとんど読まないよという方まで、 どんどん参加してくださいね。

みなさんをお待ちしております。

★発表要綱(仮) 1.第三の新人って何? 2.第三の新人を今学ぶメリットとは何か①影響編②作風編 3.第三の新人の3つの特徴 4.作家紹介 吉行淳之介 5.作家紹介 小島信夫 6.作家紹介 庄野潤三 7.作家紹介 島尾敏夫 8.作家紹介 遠藤周作 9.作家紹介 三浦朱門 10.作家紹介 安岡章太郎

★一分間スピーチのテーマ? 第三の新人を知っていますか? 知っているならその名前と、好きなポイントを教えてください。

★発表者 浅野ゆき 東京大学文学部2013年(国文学専修)


三文会では発表者を募集しています。 興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!

参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、300円、600円とします)
参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。
朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。 会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。本郷6-2-9のマンションの2階になります。 会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。