こんにちは!
三文会OGの浅野ゆきです。
突然ですが、 みなさんは「第三の新人」って知っていますか?
実はこの「第三の新人」という言葉、 人類学的なワードではなく、文学のワードなのです。
第三の新人とは、具体的には、 遠藤周作、安岡章太郎、吉行淳之介、小島信夫、庄野潤三、島尾敏夫 などの作家たちのことで、
【1953年から1955年頃にかけて文壇に登場した新人小説家】
を指します。
村上春樹が、『若い読者のための短編小説案内』という本の中で、
「僕は日本の作家はあまり好きではないが、唯一肌に合うのは第三の新人だ」
という趣旨のことを書いているので、 それで第三の新人を知ったという人も多いのではないでしょうか。
発表では、 ただ解説をし、口頭で魅力を述べるだけでなく、 せっかくなので、【実際に作家の文章に触れて、味わってもらう】 という形式にしてみようと思っています。
また、発表の最終的なゴールとして、 【門外漢の人にも本を買って読んでいたい!と思ってもらえること】としたいと思います。
「門外漢」と書きましたが、 文学通を自負される方から、日本文学なんてほとんど読まないよという方まで、 どんどん参加してくださいね。
みなさんをお待ちしております。
★発表要綱(仮) 1.第三の新人って何? 2.第三の新人を今学ぶメリットとは何か①影響編②作風編 3.第三の新人の3つの特徴 4.作家紹介 吉行淳之介 5.作家紹介 小島信夫 6.作家紹介 庄野潤三 7.作家紹介 島尾敏夫 8.作家紹介 遠藤周作 9.作家紹介 三浦朱門 10.作家紹介 安岡章太郎
★一分間スピーチのテーマ? 第三の新人を知っていますか? 知っているならその名前と、好きなポイントを教えてください。
★発表者 浅野ゆき 東京大学文学部2013年(国文学専修)
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-