もし友達がうつ病になったら、あなたは理解を示すことができますか? 心の沈む友達に追い打ちをかけないために、あなたにできることは何でしょう?
以下、発表者の岸野さんによる告知文です。
このたび三文会で発表の機会をいただけるということで、個人的に興味を持っている「双極Ⅱ型障害」という病気についてお話をさせていただこうと思います。
「うつ病」を知らない人はいないと思いますが、「双極性障害(躁うつ病)」とはどんな病気かイメージできますか?さらに「双極性障害はⅠ型とⅡ型に分類される」ということまでご存じの方は。なかなかいないと思います。 (かくいう僕もこの本に出会うまでは名前くらいしか知りませんでした)
しかし、現在の日本において「うつ」と一括りにされている患者さんの中には、この「双極Ⅱ型障害」にあたる方が多くいらっしゃるようです。そして、ただ単に抗うつ薬を投与されてなかなか改善しなかったり、さらには「新型うつ病」だとか「ただの甘え、サボり」と言われて周囲の理解を得られなかったり、と病気のせいだけではない「生きづらさ」を抱えていることも多いのが現実です。
今回は『双極Ⅱ型障害という病 改訂版うつ病新時代』(著者:内海健)をベースに、双極Ⅱ型障害とはどんな病気なのか、本人はどのように世界と向き合っているのか、周囲の人はどう接したらよいのかなど、この非常に身近な病気について少しでも知っていただければと思っています。
【1分間スピーチのテーマ】 心の健康を保つために意識していることはありますか?
【発表者プロフィール】 2008年に医学部を卒業し医師免許取得。 医学系出版社メディックメディア勤務。 担当は、コメディカル学生向けの解剖生理学参考書『イメカラ』の執筆・編集。
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-