三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

5/20【昆虫を美味しく食べるには】

次回は昆虫料理研究家、内山さんによる昆虫食のお話です。 虫がどうも苦手…という方も、この機会に未来を見据えて食の選択肢を増やしてみませんか? 当日いらっしゃった方には、内山さんから「イナゴを抱いたクマさんクッキー」がプレゼントされます!

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以下、発表者の内山さんによる告知文です。

2013年5月に国連のFAO(食糧農業機関)が昆虫食を推奨する報告書を出しました。温暖化による地球環境の悪化や、2050年に90億人に達すると予想される人口問題をどう克服するか。これらの対策の一手として昆虫食が極めて有効であると報告書は述べています。 昆虫は高タンパクで、脂肪も健康に良いとされる不飽和脂肪酸が多く、ミネラルも豊富な高栄養食品です。牛に比べて餌は4分の1で済み、可食部率も高くほぼ丸ごと食べられます。狭い土地と少量の水で飼育でき、メタンガスや二酸化炭素など温室効果ガスもほとんど発生しません。 ところが日本では昆虫は通常の食品とはみなされず、心理的に気持ちが悪く感じる人が多いのも事実です。流通ルートもなく、養殖技術も未熟です。そんな現状を克服し、昆虫食を普及させるにはどうしたらいいでしょうか。この場をかりて皆さんとともに考え、お知恵を拝借したいと思っています。

【1分間スピーチのテーマ】 昆虫食への先入観や心理的抵抗をなくすため、粉にして形をなくすといった常識的な手段ではなく、奇想天外な珍策奇策のアイデアがあったらぜひ。

【発表者プロフィール】 1950年長野県生まれ。昆虫料理研究家、昆虫料理研究会代表、NPO法人食用昆虫科学研究会理事。味や食感、栄養をはじめ、あらゆる角度から食材としての可能性を追究。著書に『楽しい昆虫料理』(ビジネス社)、『昆虫食入門』(平凡社新書)、『食べられる虫ハンドブック』[監修](自由国民社)、『人生が変わる!特選昆虫料理50』[共著](山と渓谷社)がある。昆虫食彩館http://insectcuisine.jp/


三文会では発表者を募集しています。 興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!

参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)
参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。
朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。 会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。本郷6-2-9のマンションの2階になります。 会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。