三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

11/4【「人工培養食肉」で世界はどう変わる!? ~ 農業は?宗教は?食文化は?】

次回は近未来の技術、培養肉事業に取り組む羽生さんによる発表です。

培養肉は人工的に食肉を培養する、再生医療や宇宙事業でも注目されている最先端技術です。 一方で、培養肉は安全性や宗教的価値観など懸念もあります。確かに食べるとなると抵抗がありますよね。

培養肉事業に取り組んでいる羽生さんとともに、様々な視点から最先端技術と社会の関わりについて考えてみませんか。

→参加登録はこちら!←

以下、発表者の羽生さんによる告知文です。

以前、「サイエンスCG」で三文会で発表させていただいた羽生です。 本物の肉なのに、牧草地もいらないし動物も殺さない食材、"in vitro meat(培養食肉)"の話をします。

1食分の牛肉を作るには40食分の小麦畑が必要です。そして中国の発展と肉食化で、日本が牛肉を買い負ける事態も起きています。国連も「昆虫食の検討を」と言い出す中、試験管の中で筋肉細胞だけ増やして肉を作る、"in vitro meat"が注目されています。

この技術は再生医療にも応用できます。でも、文化の基本である食や農業にどんな影響が出るか、ほとんど未知数の技術です。当日は"in vitro meat"について、文理両面で一緒に議論できればと思います。

【一分間スピーチのテーマ】 「試験管の中で作った肉」について、どの辺を「気持ち悪い」と感じますか?

【発表者プロフィール】 羽生雄毅 2010 オックスフォード大学物理化学科、博士課程修了 2010-2012 東北大学PD 2012-2014 東芝研究開発センター 2015- SCIGRA/AnimeScience代表

2015- インテグリカルチャー株式会社 設立

三文会では発表者を募集しています。 興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!

参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)
参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。
朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。 会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。本郷6-2-9のマンションの2階になります。 会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。