ちょうど就活の時期、財務諸表の分析方法について学んでみましょう。 もちろん、活躍中のビジネスマンの方も勉強になる回だと思いますよ!
さて、財務諸表では損益計算書やキャッシュフローなど、会社を知る上でとても重要なデータが記載され公開されています。 公開データは情報活用の第一歩。 情報通信系企業で活躍されている熱川さんに、財務諸表の分析のやり方をレクチャーしていただきます。
以下、発表者の熱川さんによる告知文です。
4月13日水曜日の三文会では、財務諸表分析のごく初歩を紹介します。就職活動中の学生の方には役に立つかもしれません。
就職する学生と採用する企業との不整合はなぜ起こるのか――発表者の個人的な長年の問題意識です。一つの仮説として、学生が就職活動で得る情報は、学生の間のうわさ、マス媒体の広告、面談・面接をする社員の雰囲気などの定性情報に偏っており、企業が他の企業とのやり取りに日常で使う定量情報があまり活用されていない点が指摘できます。
本発表では、経営者、従業員、お金を貸した人・貸したい人、取引先、行政府などの利害関係者のために企業が公表する定量情報の一つ、財務諸表を分析する方法の一部を、専門の資格試験であるビジネス会計検定試験3級(大阪商工会議所主催)にのっとって説明します。学生や若い社会人の方に、定性情報とは違った企業活動の見方を提供できれば幸いです。
- 就職活動または企業活動の結果にはご自身で責任をお持ちください。
【一分間スピーチのテーマ】
あなたは企業や組織のどこを見て、どのように理解しますか?
- 三文会では、自己紹介を兼ねて、発表者が設定したテーマについて参加者の皆さまに1分間のスピーチをお願いしています。
【発表者】
熱川豊紘(にえかわ・とよひろ) 1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策論。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。朝食勉強会、三文会事務局に出向。現在、情報通信企業でマーケティングを担当。
●文献
大阪商工会議所編, 2014,『ビジネス会計検定試験(R)公式テキスト3級[第3版]』中央経済社.
●キーワード
財務諸表分析、自己資本比率、キャッシュ・フロー情報、総資本経常利益率、自己資本利益率、生産性、ビジネス会計検定
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-