みなさんは電子書籍と紙の本、どっちがお好きですか? 使いやすさ、親しみ、価格、いろいろな基準があると思います。 誰がどういう理由でどっちを選ぶのかを聞くのも案外楽しいです。
さて今回の発表は、そのどっちが「環境にやさしいか」を研究している天沢さんの発表です。 紙を使うと森林伐採、一方の電子書籍だと鉱山開発というように、確かにどっちが環境に優しいかと聞かれると直感では答えにくいですが、結論やいかに。 その他にも、電子書籍と紙の本にまつわるあれこれをお話していただきます! みんなでワイワイ語らいましょう!
以下、発表者の天沢さんによる告知文です。
私が最近になって気づいたのが、「電子書籍が紙の本と比べて環境にやさしいのか研究しています」と話すと、すべての人が「私は紙!」とか、「僕は電子書籍だなぁ」、または「私が思うに〜」と、電子書籍と紙の本への思いを熱く語り始めること。日本において電子書籍に関する市場が活発になり始めたとされる電子書籍元年は2010年でしたが、今でも電子書籍に対する関心は絶えないようです。
さて、今回はこの「電子書籍 vs. 紙の本」にまつわる話を、学術論文のレビュー、私の研究結果、そして世間の声を交えてお話したいと思います。学術界では電子文書の作業効率を研究した結果が出ていたり、私の研究結果では「紙より電子書籍がいい」と答えたキンドルユーザーがほどんどいなかったり、世間では茂木健太郎さんが「電子データは、なんとなく美しくない」とブログでつぶやいていたり。
いろいろな話をしつつ、みなさんの考えや聞いた話も聞けたらいいな、と思っています。
【1分間スピーチ】 あなたはずばり、本を読むとき、紙派ですか?電子派ですか?
【発表者プロフィール】 茨城県つくば市出身、現在在住。 ワシントン州シアトルのワシントン大学材料工学部卒。
現在は東京大学柏キャンパスで、「電子書籍は環境に優しいのか?」について研究をしている、博士3年生。
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-
