次回三文会のテーマは茶道。 茶道には茶筅や茶器など、道具がたくさんあるというイメージや、 礼法が難しそう、といったイメージがあるかもしれません。 その世界は奥深く、宇宙と称されることもあるそうです。 小さな空間に込められた深い宇宙を少し覗いてみませんか?
※参加登録は8月8日(月)の20時までにお願いいたします※
以下、発表者の関根さんの告知文です。 -------------------------------- 三文会の皆様、お久しぶりです社会人の関根です。 皆さんはどの位、茶道について知っていますか? Q1.茶道の流派、三千家を全て言える。 Q2.侘茶(わびちゃ:茶の湯)を開祖した人の名前を言える。 Q3.侘茶を完成させた人の名前を言える。
流派・・・私はそもそも裏と表しかないと思っていました。 2はなかなか出てこないかもしれません。ヒントは室町時代の茶人であり僧です。 3はすぐに名前を思い浮かべるのではないでしょうか。戦国・桃山時代の商人。茶聖とも称される茶人と言えばこの人!
正解は A1.裏千家、表千家、武者小路千家 A2.村田珠光 A3.千利休 この3つを言えた方、なかなかのお茶通でいらっしゃる。
茶の湯の作法は計算し尽くされている為、動線に無駄が無く、数学的とも言われています。一部を垣間見ると、お茶室に入る際は右足から入り、出る時は左足から出る(※裏千家の作法で表千家の場合は逆になります)という足の運びがあります。また、お茶をたてる人を「亭主」と呼び、最上位のお客様を「正客(しょうきゃく)」と呼びますが、亭主・正客・次客とポジションによってもその作法は異なります。
私の中での茶道はとても仰々しく、敷居が高いイメージでしたが、活けられている茶花(ちゃばな:自然の野山に咲く花)、掛け軸、お茶菓子や茶道具を通じて四季を大切にする日本人の心を感じ、日常からタイムスリップして別世界に居るような感覚になり、抹茶の香りや味には癒され、とても魅力的なものになりました。
今回は普段お稽古で学ぶ点前(作法)ではなく、世界に茶道を広めた岡倉天心の『茶の本』を軸として中国のお茶の伝来からの歴史、茶道のこころ(道教や禅)、茶室、茶器などについても、茶道を全く知らない人でも興味を持って頂けるよう広く紹介できればと思います。
【1分間スピーチのテーマ】 茶道の経験はありますか? Yes : 茶道を通して感じたことを教えて下さい。 No : 茶道に対するイメージを教えて下さい。
【発表者プロフィール】 関根奈那 1981年神奈川県生まれ。 ゼネコングループの建物メンテナンス及び不動産会社に勤務。 アルベール・カミュ『ペスト』に感銘を受けフランス文学に興味を持ち、慶應義塾大学文学部第1類の通信課程に在籍し、現在勉強中
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興味のある方はsanmon-