次回は哲学回です。 西川アサキ『魂と体、脳――計算機とドゥルーズで考える心身問題』をとおして精神と肉体の問題について考えます。 この本においては、その思考をコンピューター上でシミュレーションしてしまったそうです。人間の精神と肉体の関係についてをシミュレーションできるでベルまで科学が進歩していたとは驚きの一言。 この驚きを分かりやすく、豊富な知見と共に解説してくれるでしょう。
吉立と申します.今回,三文会で発表することになったとき,ずっと気になっていた『宿題』のような本があることを思い出しました.もちろんそれは今回読解を試みる『魂と体、脳』です.この本はメインタイトルを見ると抽象的かつ一般的な言葉が並んでいて,今一つとっかかりがないのですが,サブタイトルを見ると「計算機とドゥルーズで考える心身問題」となっていて,さらに意味不明になります(笑) 内容の方も読者に要求する論理的な推論・展開能力と教養水準の高さからか,ものすごくエキサイティングなのにあまり知名度もありません.ですが,わからないなりに何故か引き込まれる,そんな謎めいた魅力を持つ本でもあります. かいつまんで書けば,古今東西の哲学を駆使して心身問題(=精神と肉体(=脳)の関係に答えようとする哲学上のトピック)に迫ろうとするのみならず,さらにその思考をコンピュータ・シミュレーションで展開するというかなり壮大な書です.なんだか気になってきたでしょう?
発表者プロフィール: 吉立開途 大学院生と称する事実上のニート
一分間スピーチ: あなたと『哲学』の出会いを教えてください.哲学との出会いがない方はなぜ出会わなかったのかを教えてください.
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-