本居宣長といえば、言わずと知れた国学の鼻祖です。時としてそのファナティックなまでの姿勢は危険であるような気もしますが、とはいえそれ故の魅力をも放っているようにも思われます。 今回は三文会が誇る博覧の人、熱川さんに宣長流『学習法』を伝授していただきます。
以下、熱川さんからの告知文です。
■何かを新しく学ぶときに――本居宣長『うひ山ぶみ』を読む 突然ですが、江戸時代中期の国学者(国学とは、江戸時代に始まった日本固有の文化や思想を明らかにしようとする学問)本居宣長(もとおり・のりなが)による『うひ山ふみ』という書籍を紹介します。本書は、宣長が1800年ちょうどに発表した、国学の初学者に心得を説いた文書です。文庫本で本文8ページしかありませんが、何かを新しく学ぶときに指針となるところがある気がします。 ●一分間スピーチのテーマ 新しく何かを学ぶときに何をしていますか? (備考)三文会では、自己紹介を兼ねて、発表者が設定したテーマについて参加者の皆さまに1分間のスピーチをお願いしています。 ●発表者 熱川豊紘(にえかわ・とよひろ) 1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策論。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。朝食勉強会、三文会事務局に出向。現在、情報通信企業でマーケティングを担当。 ●文献 本居宣長, 1934,『うひ山ふみ 鈴屋答問録』岩波書店.(村岡典嗣校訂) ●キーワード 国学、本居宣長、うひ山ぶみ
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