人類の活動が地層に記録を残し、新たな地質時代「人新世」を我々は生きている。 なるほどなと思わせるこの話、実はそれだけではありません。なんと人文学にまで影響を与えているそうです。 一体、どのような影響なのでしょうか。
以下、発表者の吉立さんからの内容紹介です。
三文会運営メンバーでしがないプログラマの吉立開途と申します。 さて、今回は不肖私が『人新世』anthropocene について発表させていただきます。
皆様は人新世という言葉について、お聞きしたことはあるでしょうか。 ほとんどの方はないのでは、と想像していますが、実はこれノーベル賞受賞者の地質学者であるパウル・クルッツェン氏が提唱した「新しい地球史の区分」です。 地球史の区分、というのはより専門的には地質時代、と言いますが、たとえば『ジュラシック・パーク』のタイトルになっている『ジュラ紀』などがその例です。 これまでの定説では、地球は1万年前から温暖な時代に入って「完新世」であるとされてきました。
しかし、クルッツェンはもはや惑星規模となった我々人類の活動は地球が続く限り遺るとし、現代は新たな地質時代――『人新世』であるとしたのです。 これだけならば単純に新しい用語が地質学の辞書に加わっただけですが、そののちこの人新世は人文学方面への展開を見せます。
今回の発表では、人新世をクルッツェンが提唱した経緯と、そして人文学での受け止めを主に発表しようと思っております。 なお、発表者自身は地質学者でも人文学者でもないことはお断りしておきます。
参考文献(予定) 『現代思想』「人新世――地質年代が示す人類と地球の未来」2017年12月号、青土社 篠原雅武『人新世の哲学――思弁的実在論以後の「人間の条件」』人文書院 吉川浩満『「人新世(アントロポセン)」における人間とはどのような存在ですか?』10+1website
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