三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

9/24【『記者ハンドブック第14版』が出たぞ】

一般社団法人共同通信社が『記者ハンドブック第14版――新聞用字用語集』を2022年3月に発表しました。

通信社大手の共同通信社が記事の用字・用語を定めた書籍です。

複数の報道機関が同様の書籍を発表する中、『記者ハンドブック』は1956年からの歴史、細かな規定、頻繁な改訂などが特色です。

報道機関の記者でないウェブライターでも支持する方が多いようです。

明日の三文会では『第10版』(2005)から4版分を愛用してきた経験から、たびたび読み返す規定、『第14版』で注目した規定などを紹介します。

次のような話題を扱う予定です。

  1. 通信社とは何か
  2. 二つの共同通信社
  3. そもそも用字・用語の統一は必要か
  4. 公用文、法令、他機関の用字・用語との違い
  5. 「記事の書き方」
  6. 2010年内閣告示の常用漢字表
  7. 「不要な語」
  8. 「魅する」
  9. 「薄だいだい」
  10. 「戦う」と「闘う」
  11. 「テイクアウト」
  12. 買うならば第2刷を

[文献]

共同通信社, 2022,『記者ハンドブック第14版――新聞用字用語集』共同通信社. 

https://www.kyodo.co.jp/books/isbn/978-4-7641-0733-5/

【一分間スピーチのテーマ】

用字・用語の基準はありますか?

【発表者】

熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)
1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。

【開催場所】

Zoomで開催します。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。