三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

【9/14】「弱い紐帯(結び付き)の強さ」はもともとどんな話だったか

先週9月7日(土)の三文会で「弱い紐帯(結び付き)の強さ」the strength of weak ties が話題になりました。

「弱い紐帯の強さ」は、米国の社会学者M・S・グラノヴェター氏(スタンフォード大学教授)が1973年に、21ページの論文で有名にした概念だと思われ、「定年後」の生活だけでなく、「イノベーション」の普及などにも関係しています。

今回の三文会では、この論文がそもそもどんな話だったかを紹介してみます。

[文献]

Granovetter, Mark S, 1973, “The Strength of Weak Ties,” American Journal of Sociology, 78: 1360-1380.

野沢慎司編, 2006,『リーティングス ネットワーク論――家族・コミュニティ・社会関係資本』勁草書房.〔日本語訳を収録〕

【一分間スピーチのテーマ】

グラノヴェター氏(1970)が米国で調査したところ、知人から仕事を紹介された人の83.4%が、その知人と「年2回以上かつ週2回未満」か「年1回以下」かしか会わなかったと答えた、と報告しています(野沢氏らの訳で137~138ページ)。同様の事例を知っていますか?

【発表者】

熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)

1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。