三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

【4/6】科学と政治――『南海トラフ地震の真実』(東京新聞)から考える

和歌山県の公式ウェブサイトにおいては「南海トラフでマグニチュード8~9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は、70~80%(令和4年1月1日現在)とされています」(24年3月17日閲覧)。

皆さんの中にも、南海トラフ地震に対して、おおむねこうした数字を元に、かなり逼迫した問題であると思っている方もいらっしゃるかと思います。

が、この数字は昭和初期の現在からすればかなり杜撰ともいえる研究に端を発し、その研究を発展させたものがベースとなっていて、また他の巨大地震とも数字の出し方が異なるという、様々な科学的とはいいづらい思考に基づいた数字になっていえます。

本発表では、本書が明らかにした様々な事実の指摘を元に、

・科学と行政

・善意と正しさ

・研究倫理と社会貢献

などを皆さんと考えたいと思います。

[文献]

小沢慧一, 2023,『南海トラフ地震の真実』東京新聞. https://tokyo-np.hanbai.jp/products/detail.php?product_id=7435

【一分間スピーチのテーマ】

あなたが家を買うとき(あるいは買うと想定したとき)、どのようなことを意識しますか?

【発表者】

くらら

大学にかかわる書籍の編集などを経て、現在大学職員のようなものをしている。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。