三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

1/9 論争の書 ―『人新世の「資本論」』を読む(オンライン開催)

次回は現代を生きる私たちに提言された思想に関する本の内容をご紹介します。

ーーー 経済思想、社会思想が専門の斎藤幸平氏が2020年9月に『人新世の「資本論」』を発表しました。 斎藤氏は、ドイツのベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程を修了し、ドイツの経済学者・哲学者・革命家のカール・マルクスについて論じた『大洪水の前に』(邦題)を世界5カ国で発表して、1987年生まれにして大阪市立大学大学院准教授という俊英です。 出版元の集英社のウェブページによると、既に5刷を記録しています。 斎藤氏は本書で、現代を、人類の経済活動が地球環境を破壊する「人新世」(ひとしんせい=「じんしんせい」とも読める)と捉え、われわれは環境危機の原因である経済成長を追求する資本主義を排撃し、経済活動を鈍化させる「脱成長コミュニズム」(「コミュニズム」は一般に共産主義と訳する)に転換するべきだ、と主張します。 論争の書です。 今回の三文会では、「コミュニズム」を批判する古典にも目を配りながら、『人新世の「資本論」』の内容を紹介します。

●キーワード:人新世、資本論カール・マルクス、気候変動

●文献: 斎藤幸平, 2020,『人新世の「資本論」』集英社.

【一分間スピーチのテーマ】 地球環境保護のために実践していることはありますか?

【発表者】 熱川豊紘(にえかわ・とよひろ) 1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策論。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。朝食勉強会、三文会事務局に出向。現在、情報通信企業でマーケティングを担当。

【スケジュール】 8:00~8:30 自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(1分間スピーチ) 8:30~9:30 発表 9:30~10:00 感想 ※8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります

【参加費】 無料

【参加方法】 ・Zoomで開催します。 ※事前のダウンロードが必要です。

・時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。 会議URL: https://zoom.us/j/93524557509

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。 興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください!