三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

【12/16】西田幾多郎『善の研究』を読む(2023年思想史基本文献のご紹介最終回)

一部の参加者の方々からのご要望により、2023年は1カ月に1回の予定で思想・哲学に関する基本文献を紹介しております。

最終回の今回は、日本の哲学者、西田幾多郎(にしだ・きたろう)による『善の研究』を紹介いたします。

「日本独自の哲学」と称賛される一方で「難解」ともいわれます。

太平洋戦争敗戦後の1947年には、戦中の統制から解放された人々が、本作を含む著者の全集を買い求める列を作ったという伝説もあります。今年2023年に、この伝説の経緯を調べた論文が発表されましたので、併せて紹介いたします。

あくまでも素人の説明である点はご容赦ください。

2023年に取り上げた本たち

  • 2023年3月18日(土)第1回『ヨーロッパ思想入門』第1部
  • 2023年4月15日(土)第2回『ヨーロッパ思想入門』第2部
  • 2023年5月20日(土)第3回『ヨーロッパ思想入門』第3部
  • 2023年6月17日(土)第4回『論語』
  • 2023年7月15日(土)第5回 プラトン『ソクラテスの弁明』
  • 2023年8月19日(土)第6回 アリストテレス『ニコマコス倫理学(上)』
  • 2023年9月16日(土)第7回 アリストテレス『ニコマコス倫理学(下)』
  • 2023年10月21日(土)第8回 井筒俊彦『イスラーム文化――その根柢にあるもの』
  • 2023年11月25日(土)第9回 イマヌエル・カント『永遠平和のために』
  • 2023年12月16日(土)第10回 西田幾多郎『善の研究』(今回)

【一分間スピーチのテーマ】

難しい本

三文会では、会の初めに、テーマに沿って、自己紹介を交えて1分間のスピーチをお願いしています。

【発表者】

熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)

1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。

【開催場所】

Zoomで開催します。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。