三文会のみなさまこんにちは。
「宗教」
と聞いて、あなたはどのようなイメージを持ちますか?
>「あやしい、何をやっているかよくわからないってイメージ(淫祀邪教)だよねー」 >「仏教とかキリスト教とかのことでしょ?」 >「ほら、地下鉄サリン事件とかさ、アブナイ奴でしょ?」 >「お葬式、お坊さん。でも、それだけしか接点ないし・・・」 >「初詣とかは行くけど、別に宗教を信じているわけではないよね。」 >「日本人って無宗教だって言うじゃん?」
僕が思い出せるだけでも、このくらい反応のバリエーションがあります。 「宗教」に対するイメージは人それぞれです。 しかし、はたしてどれだけの人が、社会の中での宗教の活動を見たことがあるでしょうか? 多くの場合、「宗教」に関することはイメージによって語られがちなものです。 また、「宗教」に関わる人は、普通に生活していて接する人たちと比べて、それほど特別な他者なのでしょうか?
卒業論文で、「宗教の社会貢献※」のなかでも、特に、東日本大震災被災地での活動を事例として、「宗教」に関わる人たちがどのように「宗教的他者」に接しているのか、そのあり方を調査しました。 今回は「宗教的他者」に対する接し方を軸に、各々の宗教が社会の中でどのような活動をしているのか、石巻市での活動を中心に紹介していきたいと思います。
なお、念のために記しておきますが、発表者はどの宗教にも与していません。
【一分間スピーチのテーマ】 宗教が社会貢献しているというイメージはありますか? あるとしたら、どのような活動をしていると思いますか? 社会貢献しているイメージがないとしたら、宗教の社会的役割は何だと思いますか?
【発表者プロフィール】 藤田展彰(ふじたのぶあき) 東京大学文学部4年 宗教学・宗教史学専修課程 みちのく仕事 ボランティアライター
※発表では宗教の活動全般を概観するわけではありませんが、震災復興活動を事例にざっくりと宗教の社会の中での活動、特に宗教的他者に働きかけるような活動を紹介するという意味で発表タイトルをつけさせていただきました。 ※「宗教の社会貢献」は、宗教儀礼や布教・伝道活動とは別に存在する社会に対して貢献的な活動(企業のCSR活動の宗教版)を理念型として提唱された概念。しかし、宗教者のなかには「宗教それ自体が社会に対して貢献している」とする人もおり、その定義は確定していないです。
※三文会では発表者を募集中です。
興味のある方はsanmon-