もし、自分や周りの方が現在の医療で治すことができない病に罹ったら。 8/26の三文会では、病による苦痛や葛藤を乗り越え、病と向き合い、その経験や想いを人々に伝えていくことで社会貢献をしている香川さんに、その生き方を伺います。
以下、発表者の香川さんによる告知文です。
私は9才で1型糖尿病という病気になりました。自分の膵臓からインスリンを分泌することができないため、血糖値をコントロールすることができません。そこで、小型の医療機器を常に身に付けてインスリンを体に注入する治療をしながら暮らしています。 1型糖尿病とともに生きるのは心身ともに大変なことも多くて落ち込んだこともたくさんありますが、周りの人たちの理解と支えのおかげで元気に暮らせていることに感謝しています。 そんな医療の恩恵を受けながら生きていることを何か恩送りしたいと思い、いま取り組んでいる活動が「NPO法人 患者スピーカーバンク」です。患者スピーカーバンクは、患者が病気の経験をプレゼンテーションという形で伝えることで、同じ病気の方々や医療者の方々とともに病気との付き合い方やより良い医療について考えることを目指した活動です。 1型糖尿病のことや、病気の経験を社会に生かすことについて、皆さんとお話ししたいと思います。
<1分間スピーチのテーマ> 自分の経験を伝えたことで、人の役に立った経験は?
<発表者プロフィール> 香川由美(かがわ ゆみ) NPO法人 患者スピーカーバンク副理事長/東京大学大学院薬学系研究科育薬学講座 特任専門職 1981年シンガポール生まれ。 2010年 東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻専門職学位課程 修了(公衆衛生学修士) 2011年よりNPO法人 患者スピーカーバンクに参画。 患者スピーカーの育成活動を行う傍ら、自身も1型糖尿病の患者として、医療系大学や製薬企業等で講演活動を行う。 患者スピーカーバンク
http://npoksb.org
三文会では発表者を募集しています。
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