皆さんこんにちは。現在、私は大学院でコンピュータグラフィックス(CG)の研究をしています。
皆さんは躍度という言葉をご存知でしょうか?躍度とは、単位時間あたりの加速度変化率の事で、大きな躍度は、生物に不快感を与えたり、機械に損傷を与えたりします。躍度を考慮することで、高速で快適なエレベータを作ったり、最新の電気自動車において滑らかな自動運転制御を行うなどの応用が可能となりました。
本発表では、この躍度に着目した最新のCGアニメーション研究をご紹介し、参加者と一緒にさらなる応用について考えたいと思っています。最新ゲーム「ファイナルファンタジーVII REMAKE」のアニメーション生成でも使われているんですよ。
本発表では基本的な背景知識の説明から始まり、近年の最新研究、応用例に至るまで、高校生でも視覚的に楽しく理解できるようにご紹介致します。
【1分間スピーチのテーマ】
ハリウッド映画やTV番組でのVFX、ビデオゲームなどのCG映像で印象に残っているものを教えて下さい。
【発表者紹介】
情報理工学系研究科 博士課程
専門分野:コンピュータグラフィックス
【参考文献】
コンピュータグラフィックス[改訂新版]編集委員会、2016、『コンピュータグラフィックス [改訂新版]』
2020年度 東京大学理学部 コンピュータグラフィクス論
http://research.nii.ac.jp/~takayama/teaching/utokyo-iscg-2020/
【キーワード】
コンピュータグラフィックス、躍度最小モデル、最適制御