三文会

東大周辺で毎週土曜朝に行っている勉強会です。毎週違う人の話を聞きながら、参加者と発表者が相互に議論をしあいます。テーマ、参加者ともに多様性が特徴です。※2020年3月から、オンラインで開催しています。

【3/9】一回、英語、勉強し直そうと思いまして

YouTube広告のような題名ですみません。

2024年中に目標にしていた蔵書が読み終わりそうなため、「2周目」の読書に向けて「知的生活」に関する文献を拾い読みしています(後でもう少しじっくり読む予定です)。

その中で、英語を勉強し直すのも面白いのではないかと思い始めました。

今、考えているところをお話ししますので、相談に乗っていただければ幸いです。

 

[文献](発表年の順)

Hamerton, Philip Gilbert, 1873, The Intellectual Life.(渡部昇一・下谷和幸訳, 2022,『新版 ハマトンの知的生活』三笠書房.) https://www.mikasashobo.co.jp/c/books/?id=100581100

小泉信三, 1950,『読書論』岩波書店. https://www.iwanami.co.jp/book/b267405.html

花村太郎,[1982]2015,『知的トレーニングの技術〔完全独習版〕』筑摩書房. https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480096869/

安藤貞雄,[1984]2005,『一歩進める英語学習・研究ブックス【新装版】基礎と完成 新英文法』開拓社. https://www.kaitakusha.co.jp/book/book.php?c=1216

ピーターセン, マーク, 1988,『日本人の英語』岩波書店. https://www.iwanami.co.jp/book/b267837.html

朝尾幸次郎, 2019,『英語の歴史から考える英文法の「なぜ」』大修館書店. https://www.taishukan.co.jp/book/b440226.html

【一分間スピーチのテーマ】

よかった英語勉強法(なければないで構いません。英語を勉強していなければしていないで構いません)

【発表者】

熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)

1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【3/2】齋藤孝氏『15分あれば喫茶店(カフェ)に入りなさい。』をざっくり読む

三文会で話題になった、教育学などが専門の齋藤孝氏(明治大学教授)による『15分あれば喫茶店(カフェ)に入りなさい。』(2010)をざっくりと紹介いたします。

端的にいえば「15分あれば喫茶店に入りなさい」という本です(笑)。

少しだけ実践したところ、効果があったような気がします。

[文献]

齋藤孝, 2010,『15分あれば喫茶店(カフェ)に入りなさい。』幻冬舎. https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344018662/

【一分間スピーチのテーマ】

15分あれば喫茶店に入りますか?

【発表者】

熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)

1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【2/24】稲盛和夫『生き方』を読み解く――人生と仕事を考える

 先日、鹿児島大学を訪れました。その際、キャンパス内にある稲盛記念館を見学しました。同大学の名誉博士である稲盛和夫氏の哲学を学び、知の創造を刺激する場として建設されたものです。

 今回は、日本の名経営者の一人とされる稲盛氏の代表的な著作を読み、人生や仕事についての考え方などを学びます。

 読んでみると、確かに稲盛氏は独特の哲学、思想を展開していますが、同時に他の有識者が共通して述べる普遍的な価値観をもまた有しているように思います。今回は、こうした点にも注意しながら、稲盛哲学を考察していきます。

 当日は発表者のレジュメに沿って、できるだけ丁寧に進めていきます。事前に著作をお読みいただけますと、より理解が深まると思います。

【文献】

 稲盛和夫『生き方』(サンマーク出版、2004年)

【一分間スピーチのテーマ】

あなたにとって「仕事」とは何でしょうか。

【発表者】

 社会人(放送大学学生)

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【2/17】2024(令和6)年能登半島地震の被災地の様子

2024(令和6)年能登半島地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

2月に入って、三文会の参加者が復旧・復興の支援のため、被災地を訪問する機会がありました。

地震の発生から約1カ月がたった被災地の様子から、災害対策について討議できれば幸いです。

【1分間スピーチのテーマ】

2024年能登半島地震があった2024年1月1日午後4時10分(日本時間)には何をしていましたか?

【発表者】

匿名とさせてください。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【2/10】男性育休最前線2

2023年4月、私は育児休暇を取得し、その直後に長男が誕生しました。退院初日から子どもをお風呂に入れることは大変でしたし、夜泣きにも頭を悩ませました。さらに、保育園への入園も困難を伴いました。しかし、それらの困難を乗り越え、12月には私たち夫婦はフルタイムで仕事に復帰しました。現在、仕事と育児に追われ、生活スタイルを大きく変えている最中です。

この経験を通じて、育児休暇を取得する前後の期待と不安、パートナーとの育児・家事の分担、そして復職後の働き方の変化について深く考える機会となりました。職場では、単身者も、夫婦共働きでお子さんが3人いらっしゃる方も、同じように働いており、お互いの立場の違いを理解する難しさを感じることもあります。このような課題に関して皆様の意見をぜひお聞きしたいと思います。

男性の育児休暇の現状とその可能性について考えるきっかけとなれば幸いです。また、これから出産を迎える方々のために、事前に備えておくべきことや、購入してよかったアイテム、便利なアプリの紹介なども行いたいと思っています。この情報が皆様の参考になれば幸いです。

※1月9日にあった会の続きですが、前回のお話を聞いていなくても大丈夫です。お気軽にご参加ください。

【一分間スピーチのテーマ】

現代社会で分断を感じるのはどんなところですか?

(三文会では、会の初めに、テーマに沿って、自己紹介を交えて1分間のスピーチをお願いしています。)

【発表者】

れなと君の父

会社員として働きつつ、情報理工学系研究科の博士課程にも在籍しています。東京都豊島区に住んでおり、区の支援を受けながら保育園に0歳の子どもを通わせています。仕事、研究、そして子育てのバランスを取ることに苦労しています。

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【2/3】アニメ「PHYCHO-PASS サイコパス」について語る

TVシリーズとして始まってから11年後の今更、昨年5月の最新作劇場公開後にこの作品の存在をちゃんと知り、それまでのシリーズ全作を一気に見終え、劇場版最新作をまだ上映中の映画館を見つけて水曜日の夜に片道80kmクルマを走らせて観に行くほどハマったので、語りたいです。

究極の管理社会となった2100年代の日本を舞台に、それでも発生する犯罪に立ち向かう刑事たちの活躍を通して、正義とは何か?社会とは、統治とは、どうあるべきか?という壮大なテーマが描かれます。このあたり、バリバリの功利主義者である発表者の心にはブッ刺さりました。

発表者にとってのPHYCHO-PASSのおもしろいところ:

・人々の性格や心理状態を監視し、全て数値化する技術及びシステムが確立されたことで、個々人の幸福のために、精神を健全に保つことを促され、日々の行動から職業や結婚に至るまであらゆる適性が合理的に判定され、それに沿った選択が推奨され、ひいては潜在的な犯罪傾向が高いとみなされた人物は強制隔離される社会を、ディストピアとして描いて「いない」。

・上記「神」にも等しいシステムが、そのシステムが抱えている不完全さをも自己認識し、自らを裁き、アップデートすることによって「神」であり続けようとする。また、日本国外にまで支配圏を拡大しようとする。いずれもシステムの保身や拡大欲ではなく、純粋に人々の幸福のために。

・主人公(の一人)が、人を信じ、人が作った法を信じ、一般には憎しみや悲しみや恨みの感情を抱くような場面でもそれらを正義感に昇華させ、少なくとも発表者には感情移入できない超人的なレベルで常に心が清らか(PHYCHO-PASS的には「色相が濁らない」)。

他にも、主人公たちが所属する公安局刑事課が厚生省配下であるとか、法務省が解体される/されないとか、外務省が武器を携帯し実力行使する部署を持っているとか、日本が食料とエネルギーの自給体制を確立して鎖国状態、からの移民受け入れとか、設定だけでニヤニヤします。

ストーリー面でも、多数のキャラクター各々の深みに立脚した同僚や親子間、対犯罪者(犯罪者とは?という問題も)の人間関係、精神的にも肉体的にも容赦ない残酷さ(この点を推すのは気が引けますが・・・)等々、魅力は色々あります。

発表の趣旨はストーリーの紹介ではなくおもしろさの共有ですが、ものの弾みでの多少のネタバレはご容赦ください。

【1分間スピーチのテーマ】

究極の社会システムとはどのようなものだと思いますか?民主主義や法の支配や人権は、実態はともかく思想としては完成形だと思いますか?

【発表者】

企業の研究所で機械系の研究開発に従事する研究者。最近なぜか社内のDE&Iや組織風土改善施策に勝手に首を突っ込んでいる。

アニオタではない。

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。

【1/27】2023年の読書計画を振り返り、2024年の読書計画を立てる

今回の三文会では、2023年の読書計画を振り返り、2024年の読書計画を立てるため、

  • 昨年読んだ本の感想
  • 今年読みたい本の紹介

を参加者の皆さんにしていただこうと思います。
昨年2023年1月7日土曜に開催した「2022年の読書計画を振り返り、2023年の読書計画を立てる」( https://www.sanmonkai.jp/entry/2023/01/05/213348 )に参加された方には、計画通りに読書ができたかもお話しいただきます。

2023年の会に参加されていなかった方が、今回に参加されても何の問題もありません。

もちろん「2023年の会に参加したが、計画通りに読書ができなかった」という方が参加されても何の問題もありません。

【前回参加者の方へ】

昨年2022年1月8日土曜に皆さんに挙げていただいた文献は、オンラインホワイトボードMiro Boardの 

https://miro.com/app/board/o9J_lSN_lgc=/

に掲載しております。

【1分間スピーチのテーマ】

昨年の自分の読書について評価すると何点になりますか?

【スケジュール】

  • 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
    • 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
  • 8:30~9:40、発表
  • 9:40~10:00、参加者と発表者の感想

8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。

【参加費】

無料

【参加方法】

  • 事前登録は不要です。
  • Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です。)
  • 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。

三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。

興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。