次回の三文会は、普段は人間や社会にまつわる研究をされている方(匿名希望)による発表です。
以下、発表者の方による告知文です。
皆さんは、ご自分を強い人間だと思いますか、弱い人間だと思いますか。 私は後者であると自分を認識しています。たぶん、自分が弱いゆえに口惜しい思いを、多くしたからでしょう。 昨今、「何某力をつける」といったようなフレーズが多いように思います。 私は、この言い方を断罪したいとは思いませんが、ただ違和感は感じます。 もし仮に「力がある=強い」ということなら、このフレーズは「強くなろう」ということを言っていると思います。 もちろん、強いに越したことはないでしょう。弱いよりは。 しかし、自分が強いということは他の誰かが相対的にとはいえ弱くなっているということです。こうした言説に無批判であることと、他者を踏みにじることとにはかなり狭い距離しかない、そんな気がします。 今回の発表で、私は『弱くあること』を推奨しようとは思いません。 なぜなら、人にとって『弱いこと』は決して心地よいことではないからです。 一方で、人間、あらゆる人間はどうしようもなく『弱い』部分を、大なり小なり抱えているのではとも思います。 もしも今回の発表で皆さんとお時間を共有でき、またディスカッションを行って弱いことの『意味』をご一緒に考えたいと思います。 その結果として、皆さんや私自身の『弱さ』を見つめなおし、またそれを少しでも「嫌いではなくなる」ことができれば良いと思います。
一分間スピーチ: あなたはご自身を強いと思いますか、弱いと思いますか? 理由と一緒にお答えください。
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-
