創造性という言葉で悩んでしまうことは多くの人びとにあることです。
今回は,認知科学×教育学という視点からこの『創造性』について,再考してみましょう。
そもそも考えることについて考える。
そんな朝の一時を,早起きしてお過ごしください!
以下,発表者の根本さんからの告知文です:
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最近(少し前?)、「知識詰め込みではなくて主体的に考えろ」「これからは創造性が大事だ」などというセリフをよく耳にします。僕みたいなゆとり世代(1991年生)からすると当然「じゃあ具体的にどうすれば良いんですか!」という反応を返すのが常なのですが、そうすると「だから最近の若者は自分の頭で考えないって言われるんだ」と呆れられてしまう…という悪循環を時々見かける気がします。 ただ、「ゆとりですが何か?」的に少し開き直って考えてみると「考えるって具体的にどういうこと?」「創造性とはどのように発揮されるもの?」という問いに真正面から答えることは意外と難しいということが分かります。そもそも「分かるとはどういうことか?」というのもとても難しい問いです。 これらの問いに真正面から答えを出すことはとても難しいのですが、それを解き明かそうとしてきた学問領域の一つに認知科学があります。その中から今回は「問題解決過程」と「創造的問題解決過程」の研究をご紹介しながら、「考えるとは?」「創造性とは?」ということを皆様と一緒に考えていけたらと考えています。 なお、恥ずかしながら私自身、認知科学に触れ始めてまだ2年程度の若造ですのです。もしお詳しい方いらっしゃればぜひ色々と教えていただけると幸いです。
【1分間スピーチ】 「考える」「創造性」はどんなことだと思いますか? 皆さんのお考えをぜひお聞かせください。
【発表者プロフィール】
根本紘志 東京大学法学部三類(政治コース)→学際情報学府修士課程。 教育行政に関心を持っていましたが、学部時代に教育系バイト4つ・NPO3つを渡り歩いた結果、今は人の認知(と学習・創造)や課外活動での学びに関心を持っています
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-