次回三文会のテーマは「植物の病気」です。 人間や動物が病気になるように、植物も病気になるそうです。
それを研究する学問領域として「植物病理学」がありますが、 これは植物の病気についてその症状や原因を究明し 病害を防ぐ原理や方法を研究する学問で、 人類における医学、獣類における獣医学に相当するそうです。
次回は「植物のお医者さん見習い」である丹野くんが植物の病気についてお話してくださいます。 街中に広くある植物について、新たな見方を得てみませんか?
以下、発表者の丹野さんの告知文です。
みなさんが病気にかかるように、植物も病気にかかります。しかも、植物の病気は世界的な歴史からスーパーに並ぶ食べ物の値段まで、社会的にも大きな影響力があります。 みなさんが普段歩いている道ばたでも、植物と病原体がせめぎ合っています。道ばたにあるカタバミなどの雑草も、さび病にかかっているかも…!? ちなみに写真は、リンゴ炭疽病というリンゴの病気で、農家さんからいただいたものです。 今回は、植物の病気って何?というところから社会とのつながり、また、食の安全といった話題まで幅広くお話しします。宜しくお願いします。
【1分間スピーチ】 中高での生物の授業の選択とエピソードを聞かせてください (発表自体は文系でも理系でも楽しめる内容ですのでご心配なさらずに) 。
【発表者プロフィール】 丹野和幸 東京大学大学院農学生命科学研究科植物医科学研究室修士1年。 植物の病原体と朝から晩まで向き合う日々です。
診断の勉強もしつつ、メインテーマであるファイトプラズマという特殊な細菌の分子生物学的な研究をしています。
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-