今年のセンター試験が近づいてきました。
三文会常連さんの中にも受験生の方々がいらっしゃいますが、みなさまの努力が実を結びますことをお祈り申し上げます。
さて、今回は昨年の発表回数で堂々の一位(7回)を獲得された、吉立さんによる発表です。
もともと理系であった吉立さんですが、現在は文学部で考古学を専攻なさっています。
そんな吉立さんは、理系の頭脳を活かし、文系分野に数値シミュレーションを取り入れて研究されています。
それは、再現による検証の難しい社会の現象をコンピュータ上で構築し、複数のエージェントがどのように振る舞うのかを観察するというもの。
今回は、そんなコンピュータシミュレーションの光と、そして影の部分についての発表です。
参加される場合は、お申込みをお願いします。
(食事の用意の都合もありますので、参加表明お願いします)
http://fromy.net/sanmon/
以下、発表者による告知文です。
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三文会に関わりをお持ちの皆様
こんにちは、東京大学文学部に所属しております吉立開途(よしたて・かいと)と申します。 三文会での発表は、今回で何回目になるのか分かりません(笑)
さて、今回の発表で私は「社会科学におけるエージェント・ベース・シミュレーション」について発表させていただきます。
「エージェント・ベース・シミュレーション」という言葉をご存知でない方も多いと思われますが、その辺も含めてお話させていただきますので、ご安心ください。 ちょっとだけ先にお話しますと、エージェント・ベース・シミュレーション(Agent-Based Simulation, 略称ABS)というのはコンピュータ・シミュレーションの一種で、特に人間の社会等を再現し、コンピュータ上での仮想的な観察に適したシミュレーション技法です。 近年ではこのABSを用いた社会科学・人文科学の研究が進展しており、様々な成果も上がっています。 一方でABSを社会科学に適用することに特有の問題点もあります。
今回はこのABSの可能性と課題点について皆様にご紹介したいと思います。 是非早起きしてモンテベルデに足をお運びいただけたら光栄です。
【1分間スピーチ】
社会科学・人文科学でコンピュータが応用されていると思う研究事例を考えてください。
【発表者】
東京大学文学部 吉立開途
※三文会では発表者を募集中です。
興味のある方はsanmon-