先週9月14日(土)の三文会で「弱い紐帯(結び付き)の強さ」を紹介したところ「6人を介すれば世界中の人とつながれる」という仮説が話題になりました。
「6人を介すれば世界中の人とつながれる」という仮説は、社会心理学者のスタンレー・ミルグラムが1967年に論文「小さな世界問題」で発表した「アメリカ合衆国国民から2人ずつの組を無作為に抽出し、その2人がつながっている場合には、平均すると6人の知り合いを介している」という研究に由来すると思われます。
ご存じの方はご存じだと思いますが、この実験の対象は米国民であり「6人」は「平均」です。
今回の三文会では、この論文がそもそもどんな話だったかを紹介してみます。
[文献]
Milgram, Stanley, 1967, “The Small World Problem,” Psychology Today, May 1967: 60-7.
野沢慎司編, 2006,『リーティングス ネットワーク論――家族・コミュニティ・社会関係資本』勁草書房.〔日本語訳を収録〕
【一分間スピーチのテーマ】
意外な人間関係
【発表者】
熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)
1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。三文会事務局に出向。現在、電気通信企業に勤務。
【スケジュール】
- 8:00~8:30、参加者の自己紹介+発表者のお題に沿ったコメント(一分間スピーチ)
- 三文会では会のはじめに、参加者のみなさんにひとり1分程度お話しいただきます。
- 8:30~9:40、発表
- 9:40~10:00、参加者と発表者の感想
8:00開始は固定ですが、その他の時間は変動する場合があります。
【参加費】
無料
【参加方法】
- 事前登録は不要です。
- Zoomで開催します。(※事前のダウンロードが必要です)
- 時間になったら下記のURLをクリックし、入室してください。マイク付きイヤホンを使うとより快適です。
- 会議URL:
https://us02web.zoom.us/j/89654422676?pwd=dHc0ZXpMYzRudUNtTnA3ZVdKV1N1UT09
- ミーティングID: 896 5442 2676
- パスコード: 561812
- 会議URL:
三文会では発表者・参加者・運営を募集しています。
興味のある方はsanmonkai.utあっとgmail.comまでご連絡ください。